磔刑

遊星よりの物体Xの磔刑のレビュー・感想・評価

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)
1.0
「何も起こらない恐怖」

いやーつまらん!思ってた100倍はつまらん!!カーペンター版のリメイク元じゃなければ現代において何の価値も無い作品だ。
肝心な物体Xは全然出てこないし(出るまでが遅く、登場してからも全く姿を現さない)、無駄に登場人物が多い。しかもそこから一人ずつ物体Xに殺される訳でもないので画面に必要以上に人が居てサスペンスとしての緊張感も皆無だ。一つのシークエンスも長く、会話劇なのだがその内容も大体無駄話で物体Xの代わりに睡魔が頻繁に襲ってくる。個人的には主人公とイチャつくために顔を出す女と「記事にさせてくれ!」としか言わない記者の2名には本当腹が立った。ストーリーラインに必要無い上に必要以上にしゃしゃり出てくるのでストレスマッハだった。

ただ物体Xを焼くシーンの派手さと最後の電撃の演出は割と好き。だが時間の無駄。もっと優先して観るべき映画は山程ある。
磔刑

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