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遊星よりの物体Xのcatmanのレビュー・感想・評価

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)
4.0
1951年公開。オープニングタイトルのビジュアルエフェクトが最高!シビれる。JCのリメイク版で忠実に再現されているのはオリジナルへのオマージュであると同時に、これ以上のものはクリエイト出来ないというのが理由だったりして。
ついJC版と比較してツマラナイと言われがちな本作だけど、基本プロットは既に完成されているし、製作された年代を考えたら上出来と言えるんじゃないだろうか。人命を守る事よりも研究を優先させようとする科学者と、得体の知れない怪物を抹殺したい軍人との対立と言うクリーチャー映画の鉄板ドラマをこの時点で描いてるのも素晴らしい。何よりこの時代にこうしたキワモノ映画を大真面目に製作しているスタッフとキャストへ敬意を抱かずにいられない。
吹雪が吹き込むドアのくだりはヘイトフルエイトをちょっと思い出した。
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