ニクガタナ

ダイ・ハード2のニクガタナのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)
3.6
ついてない刑事マクレーンが他所のシマの犯罪の匂い嗅ぎつけて首突っ込んでボロボロになりながら大暴れ。レニー・ハーリン監督が前作の魅力要素を器用に紡いで仕立てた小気味良いアクションエンタメ。今作の舞台はクリスマスの国際空港。前作より制作費が大幅に増えてドンパチがとにかく派手。前作にも登場する、マクレーンの妻や、身勝手なジャーナリストも上手いこと絡めて、シリーズ感をキッチリ醸成。共闘する陸軍少佐の正体など、裏切りある展開の脚本がよく出来てる。銃撃戦の空砲ギミックがなるほど上手い。ラストの燃料引火誘導灯もそんなバカなと思えど上手い。前作の「第九」に対して本作は「フィンランディア」大変気が利いている。危機、また危機でテンポ良く飽きさせず、最後スッキリ胸が空く秀作。
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