LEONkei

悦楽共犯者のLEONkeiのレビュー・感想・評価

悦楽共犯者(1996年製作の映画)
3.5
華麗なる自慰行為に感服、
探究する変態行為に満腹。

快楽を極めれば極めるほど、それは他人から見れば異常な変態行為。

6人其々の閉ざされた快楽の扉を執念と探究心でこじ開ける姿は涙ぐましいほどに滑稽に見えるが、これが人間の本能だと言わんばかりにシュルレアリスト〝ヤン・シュヴァンクマイエル〟ワールドが炸裂。



個人的には郵便配達員の女の行為が印象的。

昔カフェでランチをしていた時に隣の女性が、テーブルに落ちたサンドイッチのパン屑を指で捏ねていた理由が分かったような気がする。



個人差はあれどそれが人間誰しも持つ本能だとしても、単なる性欲処理などと言う軽い言葉で快楽を論じたくない。

最先端の技術で快楽を得るのも良いが、自ら創意工夫した快楽は天にも昇る極楽..★,
LEONkei

LEONkei