快楽原則に憑かれた人々の密かな楽しみを、“ブラック・グロテスク”なタッチで描いた怪作。
プラハ。ピヴォイネはある日、クラの書店でポルノ雑誌を眺めるうちに興奮し、家へ帰ると服を脱ぐそこへ郵便配達婦のマールコヴァが手紙を届けにやってきて、そこには「日曜日に」とだけ書かれていた。振り返ると、隣の部屋の中年女ロウバロヴァがその様子を盗み見ていた。
シュールな世界…シュヴァンクマイエル独特の映像テクニック。
70年に短編用として企画されたが検閲により実現できず、95年に製作を開始し、完成させた。
96年国際映画祭ヤング審査員賞グランプリ。