みんな大好き東ヨーロッパが誇るコマ撮りオバケ監督ヤン・シュヴァンクマイエルが贈る高純度の変態以外本当に出ない映画。
シュヴァンクマイエル作品の中では比較的ユーモラスかつポップで、深みも中身もまったくなくて最高です。妙に説教くさかったり厳めしいストーリーがあるものよりも、映像の楽しさが味わえて好きでした。
「6人のエロティックな趣味人に捧げる」というコンセプトがストレートに屈折しきっており、天才的な日本語タイトルもなんともリズミカルで声に出したくなります。
この監督の作品は絶対に中盤で寝てしまうのですが目が覚めてもだいたい悪夢のような映像しか流れてないので、このレビューも夢の話かもしれません。