すとんこ

サンセット大通りのすとんこのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.5
無声映画時代の″大女優ノーマ・デズモンド″が、売れない″若手脚本家ジョー″を囲って、再び銀幕の世界に返り咲こうとするって話☆

冒頭から、大豪邸のプールに浮かぶ水死体のモノローグで衝撃的な始まりをします。
「なんでオレ、こんなところでプカプカ浮いてるんでしょうか?じゃ今からソレ説明しまーす」って感じの開幕に、グワッシと心を掴まれます。

ノーマの下でヒモ状態のジョーは、「ま、良しとするか」といった諦めの気持ちと、僅かながらの脚本家としての夢を捨てきれないまま、悶々と暮らしています。

華々しい映画業会の生々しい内幕を描き、過去に掴んだ栄光にすがったまま時代の変化に対応出来ない大女優の姿が痛々しい。

ゴールが最初から呈示されているので、あとはその過程をじっくり且つ、丁寧に、テンポ良く見せてくれるので、ストーリーへの″のめり込み度″がハンパ無い、紛れもなく傑作な一本(* ̄ー ̄)☆



キャスト
ノーマ・デズモンド/グロリア・スワンソン
ジョー・ギリス/ウィリアム・ホールデン
マックス/エリッヒ・フォン・シュトロハイム
ベティ・シェーファー/ナンシー・オルソン
アーティ・グリーン/ジャック・ウェッブ
シェルドレイク/フレッド・クラーク
セシル・B・デミル/本人
バスター・キートン/本人
H・B・ワーナー/本人
アンナ・Q・ニコルソン/本人
ヘッダ・ホッパー/本人
ジェイ・リビングストン/本人
レイ・エバンス/本人
すとんこ

すとんこ