サンセット大通りの作品情報・感想・評価

「サンセット大通り」に投稿された感想・評価

のび

のびの感想・評価

4.5
永遠に叶うことのない夢を抱えたふたりが出会ってしまったことで、まっすぐ破滅へと突き進んでしまう物語。過去の栄光にすがりつく人間と、破れた夢にぐずぐず未練を抱えた人間とが出会い、少しずつ破滅へ向かってゆく過程を描いている。

本作の製作は1950年。実に60年以上昔の作品にもかかわらず、そこに描かれたものは、今なおわたしたちがそこかしこで直面する光景である。愚かしさや弱さを抱えた人間が、なんとか現状から抜け出そうともがくが、もがきながら進む方向が誤っているゆえに、少しずつ破滅へと自らを導いている光景だ。それゆえに、この物語はひどく哀しくて恐ろしい。
シュトロハイムがいい。
Ayk

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4.3
記録
セルフテリングなんつう言葉はこの世にないのか?。死んだ奴の最期のおつとめ、自分のことは自分で語る。
よくできているのだとは思うけど…長い。
しんご

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4.2
「クラシック」は「古いモノ」ではなくて「普遍的」だと理解する痛烈なブラック・ジョーク作品。とにかくラスト10分が壮絶過ぎる。

トーキー映画へと移行する過程で過去の人となったサイレント映画の元大女優ノーマ・デズモンドを演じたグロリア・スワンソンの狂気のみでこのスコアを差し上げたい。この人がとにかくめちゃくちゃ怖いです。スワンソン自身もサイレントの名女優であることから、もう地で演じ崩壊しているのではと錯覚する程の鬼気迫る演技に終盤は体が思わず前のめりになった。

そもそもこの人にオファーを出したのが凄い。「過去の人なのに自分は未だに大スターだと思ってるサイレント女優役をやりませんか?」って往年の大女優に言う訳でしょ?笑。受けた彼女の懐の広さに感服する。ちなみに、やはりこのノーマ役選びは相当数の女優に断られかなり難航した模様。

「今の映画はダメね。目だけじゃ足りなくて耳まで支配しようとするんだもの。」...このセリフだけで彼女の異様な性格が滲み出てる。50歳を過ぎても大スターだった25歳の時と同じに振る舞い華やかな邸宅に執事マックスと住むノーマ。中盤でのベティによる「映画のセットって滑稽ね。上っ面だけで中身は何も無いんだから。」という言葉を借りるならばこの邸宅とノーマ自身がまさにそれなんだよな。

そんな「上っ面ハリボテの現在」を生きるノーマの姿を映画化するというのがビリー・ワイルダー監督の痛烈なジョーク。架空の生活をフィルムに収めてそれをさらに架空の作品にしてるんだからね。

スワンソンと実際にコンビを組んだセシル・B・デミル監督を本人役で出演させたり、配給元のパラマウントを劇中で実名で扱うなどとにかくワイルダー流のジョークが止まらない。観客は最初に結論を観てるし内容の筋自体はよくあるはずなのに本作を纏うこの世界観がストーリーを確実に底上げしている。

現実に叩きのめされたノーマが行き着くラストはもう狂気を通り越して切なくすらなった。「デミル監督、クローズアップを。」は紛れもない名言。
犬

犬の感想・評価

4.0
スター

売れない脚本家ギリスは、無声映画時代の大女優ノーマの家へと迷い込む
華やかな世界への返り咲きを願う彼女は、ギリスに脚本の手直しを頼むが……

映画の都ハリウッドのサイレント時代と50年代、2つの時代がシンクロする作品

あの頃の輝きを!

プールに浮かぶ、胸と背中を撃たれた謎の男
そのストーリーは実にお見事

暗い屋敷と楽しい表舞台との対比

ハリウッドの裏側が垣間見える

彼女はいつまでも女優だった

グロリア・スワンソンの演技は見事
表情がとてつもないです
名監督のセシル・B・デミルが本人役で出演
ひぇぇ主演の女性の演技が圧巻過ぎて、、
こうやって、過去の栄光にすがりすぎて精神麻痺してる人とかたくさんいるんだろうなぁって思ってなんか震えた。
そして、ビリーワイルダーは物語を面白く伝えるプロすぎる、最初に結果分かってるのにこんなにも面白い
途中butlerの正体がわかった時は一番ゾッとした
たく

たくの感想・評価

4.2
ハリウッド業界モノ名作。

グロリア・スワンソンのラストの狂気が「何がジェーンに起こったか」を思い出させる。
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