サンセット大通りの作品情報・感想・評価・動画配信

サンセット大通り1950年製作の映画)

SUNSET BOULEVARD

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.9

「サンセット大通り」に投稿された感想・評価

これは…歳を取るのが怖くなる映画
ノーマは若くして大スターになった分、歳を取ってからの落差は本当に激しかっただろう。
有声映画の世界についていく努力をしてれば、歳を取ることも経験の積み重ねになって人生を豊かにしたかもしれない。
だけど皆が皆、若い頃にすべき努力を間違いなくしたうえで歳を取れるわけじゃない。
もっと勉強しとけばよかった、もっと真面目に働けばよかった、結婚して家族を持てばよかった、家族を大切にすればよかったetc、一つも後悔のない人生を送れる人なんてどのくらいいるのかと思わされる。
いずれやってくる中年の危機がめちゃくちゃ恐ろしくなりました。。。
閉じられた業界や会社で、井の中の蛙になって老いた人を見たことがあれば、誰もが既視感と戦慄を覚えるはずの脚本。
テンポが良くて最後までストーリーに引き込まれるし、良い意味でわかりやすい。
何気ないディティールまで雄弁で、脚本と映像の筆力ってこういうことなんだと思い知らされました。
ラストシーンもここしかないというところで最高の緊迫感を持って終わる。
原題の後半の発音がわかりません。
あの男が最後に持っていったなぁ〜、午後からベットメイクをしてたっていうセリフの謎が最後まで明かされないあたり、結構ゾッとしちゃう
いいね!
るるこ

るるこの感想・評価

4.0
調べた感じ、それぞれの役者が似たような境遇だったので、よりリアリティが増してみえた。
サイレント時代の大女優がこの映画に出演した時、どんな心情で演じていたのか気になるな。
『ヘルター・スケルター』もこれに影響受けてそう。(作中でタイトルだけ登場してたし内容も若干重なる部分がある)

ナレーション形式の映画、新鮮でした。
ラストが圧巻。なんだか泣きそうになった。
aiiro

aiiroの感想・評価

4.5
2020/10/23[270][4.5]
E

Eの感想・評価

4.5
圧巻のラスト。
haru

haruの感想・評価

-
ハリウッドを舞台にした作品。好物です!

ビリー・ワイルダー監督作で見たことがあるのは「あなただけ今晩は」「アパートの鍵貸します」「お熱いのがお好き」「七年目の浮気」「麗しのサブリナ」と言った有名どころのみ。ヒロインがどれも若くてきれいで、誰が見ても楽しめるラブコメのような作品たち。

しかしこの「サンセット大通り」はこれらのワイルダー監督作とは全く違いました。

若さや過去の栄光にしがみつく、サイレント映画の時代の女優の姿が痛々しかった。わたしが復活するのをファンは待っているのよ!なんて勘違いも甚だしい。グロリア・スワンソンはアカデミー賞主演女優賞取っててもおかしくない!熱演でした。

そんな彼女よりも不気味だったのはバトラーかもしれません。最後まで何を考えているか分からなかった。

いちばん最初に物語の結末が明かされて、その過程をナレーションしていくというちょっと変わった形で進行して行くストーリーでした。
面白すぎる。
ノーマデズモンドの顔が絶妙にうざい。
狂ってく系の中で最も引き込まれた。
語り手の行動はちょっと理解しにくいけど、ノーマのインパクトだけで大満足!
cosicosi

cosicosiの感想・評価

3.8
「永遠に美しく」いられない人間として、
女優のアンチエイジングは、古今東西
普遍的テーマかもしれません。

昔の栄光に妄執する往年の大女優の狂気を
描いた作品は多いけれど、これは年代的に
その分野の先駆けでしょう・・・
記者のカメラに向かって演技する様子は
圧巻ですね。

一番理解不能なのは、彼女の執事ですが💦
それも愛ゆえ?

主人公の脚本家が友達の婚約者と仲良くなり
彼女に魅かれつつも、中年女優を見捨てない
ところが人間臭いです。
あくどい人間なら、両方を上手く利用して
映画界で出世したでしょう・・・
adeam

adeamの感想・評価

3.5
ビリー・ワイルダーが絶頂期に放ったハリウッドの光と影を描く名作。
同じく舞台裏の闇を扱って同年のオスカーを争った「イヴの総て」が、人を蹴落としてでも成り上がっていく人間の冷酷な恐ろしさと、去る人と来たる人との循環構造を描いているのに比べると、今作はモノクロからカラー、サイレントからトーキーへと移り変わる業界全体に押し寄せた時代のうねりの中で取り残されていった人々の悲哀をより大きな視点で見つめながら、それを1人の人物の狂気へと集約しています。
テレビが普及し始め、映画業界が変革を求められていた時代だからこそ、その流れを乗りこなせるか否かは当時の映画人にとって他人事ではないテーマだったのかもしれません。
哀しさと狂気が入り交じる壮絶なラストシーンの迫力は圧巻で、ラストカットでカメラへと伸ばされた手は、目新しいものへ飛びつく観客へと迫っているような気がしました。
紅茶

紅茶の感想・評価

4.2
映画業界内を題材にすることはこの作品以前はあまり無かったかもしれない。その点でこのモチーフの重要性がわかる。
倒叙法によって主人公の死から始まるストリートをナレーションによって回想してあくかのような展開は特筆すべき演出。
本作の内容でもあるトーキーの誕生よって排された無声映画時代の大女優を演じたグロリア・スワンソンの狂気じみた演技、そしてあのセリフは映画史に名を刻むほどのもの。
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