らんらん

白い悪魔のらんらんのレビュー・感想・評価

白い悪魔(1958年製作の映画)
4.0
北海道の田舎でたった一人の肉親の祖父が亡くなり、家族づきあいのあったおじさま(森雅之)の住む函館に養女として迎えられた少女(野添ひとみ)
二人が共に暮らすうち娘の好意がだんだん強くなりなんか危うい気が、、、どうなっちゃうの?なお話

見る前からなかなか興味深かった作品で、まずこれ日活作品なんですよね、なんと小林旭がチョイ役で出てきてるし
野添ひとみっていうと松竹大映のイメージだからそこが驚き、レンタルなのかな?

内容もなかなか凄くて正直危うい、ラストもある意味驚きの結末
「パパのお嫁さんになるんだよ」からのお姫様抱っこで娘を連れ出し車に乗せて走り去る、、、文章だけだと相当やばいですね

あとは北海道がメインとなる舞台で、馬に乗る野添ひとみ、広大な景色、白い洋風な街並み、教会、クリスマスパーティ、本当に当時の日本!?って思っちゃうくらいの異国感、いちいち船で大仰な見送りがあるのも時代を感じる描写

内容自体は共感できるわけでもなく、良かったのかなー?って感じですが、野添ひとみがメインで出てくるので十分に堪能できるという点では満足度高い作品
思い込みが激しいのか、純粋すぎるせいなのかちょっと怖いところもある役ですが、基本はいつものように明るく元気で、特にいたずらっ子みたいな表情、舌を出したり、しかめてみたりするところがすごい好き
反対に真面目に悩んだり、泣いたりする野添ひとみはそんなに好きじゃないかも、いつも元気な姿を見たい女優さん
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