全く都合が良い女過ぎるぜ松坂慶子。山根監督と言うと前作の「おとうと」で姉弟愛を描いていて好感が持てたが今回も同じ姉弟愛を歌うような映画だが若干趣が異なる。とにかくもう郷ひろみの乱暴すぎる態度が当時のアイドルとしてはかなり異質な感じがするのとこれを見てひろみファンたちは納得したんだろうか。同時上映が大森一樹監督の「オレンジロード急行」。劇場は、郷のファンだけであったであろう。なにせ嵐勘十郎と岡田嘉子の主演映画を楽しみにしているとはとても思えない。大森監督にとっては、迷惑な同時上映だったかもしれない。個人的には70年代後半の懐かしい風景が見れて嬉しかった。