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ラウンド・ミッドナイトのROYのレビュー・感想・評価

ラウンド・ミッドナイト(1986年製作の映画)
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人生(ステージ)へ、ふたりのハートが熱く高鳴り始める。

1950年代末のパリ。ジャズ・クラブ“ブルーノート”。そこには一流ミュージシャンたちの哀しく美しい人間ドラマがあった。

VHSで鑑賞

■INTRODUCTION
紫煙とフォービートにまみれた50年代伝説のジャズ・クラブ「ブルーノート」 を舞台に、破滅型の黒人ジャズマンと、 彼の音楽に心酔し、彼に庇護の手をさしのべた若者との熱い物語。これは、ジャズ・ピアノの巨人バド・パウエルとイラストレーター、フランシス・ポードラとの交流の実話をもとにした、心を揺さぶる感動のドラマである。全篇を彩る名曲の数々、ブルーノート所縁の第一線プレイヤーによる白熱のライブセッション、そして完壁に再現された50年代ジャズ・シーン。まさに、映画ファンはもちろん、ジャズ・ファン、さらに全ての音楽ファンが待ち望んでいた作品である。

■STORY(VHS裏面より)
N.Y.からパリへ。ジャズクラブ“ブルー・ノート”ヘやってきたバップ・テナーの名手デイル・ターナー。偶然に出会った彼の“音”に陶酔する若きフランス人デザイナー、フランシスは彼の音楽こそ“神の声”と確信する。しかしジャズのメインストリームに君臨してきたデイルだが、酒とドラッグに溺れ破滅へと転げ落ちてゆく。そんな彼の支えとなるフランシスとその娘、ベランジェール。彼らの間は語り尽くせない深い絆で結ばれていくのだった………。

『田舎の日曜日』で話題をまいたフランス映画界の鬼才ベルトラン・タベルニエが演出。音楽監督には本篇にも出演しピアノ演奏を堪能させてくれるハービー・ハンコックがあたった。

■COMMENTS
VHSは、神保町「山田書店」さんで購入(100円)。御茶ノ水ではレコードも買った。スタン・ゲッツのテープもあった。マイルス・デイヴィスの『Porgy and Bess』とクリス・コナーの『Witchcraft』を、いずれもオリジナル盤で入手できた。

バド・パウエルとレスター・ヤングにささげる
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