ラウンド・ミッドナイトの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「ラウンド・ミッドナイト」に投稿された感想・評価

Epi

Epiの感想・評価

4.3
デクスター・ゴードンのファンであります。
その彼がこんな演技ができるんだ、と仰天したのは今は昔。

50年代のパリの空気感、
どうしようもない落ちぶれたジャスメンのドロドロなさま、
それでもしっかりと染み透ってくるサックスが実にいい。

少女との交流がまた実によくて…。
長身のデクスター・ゴードンが身体を折るように少女と話をし、手を繋ぎ、友愛を深めていく。
あのシーンだけで、じんわりと涙が出る。

ちゃんと、ノスタルジーとして、観ているシーンを置くのもいいしね。

繰り返し、繰り返し、浸ってしまう作品なのでした。
もぐ

もぐの感想・評価

1.0
観終わるのに2カ月掛かったジャズ映画。死ぬほど声枯れたサックス吹きおじさんが主人公。面白いシーンは一つもない。。
あな

あなの感想・評価

3.0
雰囲気とかは良くて、なんとなくこの作品の意図は理解できたけど、ストーリー自体は展開もゆる~く、面白いとは言えないものだった。無駄な演奏シーンが多い。
デクスター・ゴードンの掠れ声と枯れたサックス、50年代のパリの空気、そして青いフランソワ・クリュゼが満喫できるジャズ・ムービー。
劇中で演奏される音楽はもちろん、ゴードンの声も含めて、映画がそのままBGMとして成立するような作品です。

静かな雨の降る夜に、時々ソニー・クラークが無性に聴きたくなったりするんだけど、サックスはほとんど未体験だなあ。明日TSUTAYAでレンタルしてみよう。

“Bonjour, Lady Francis.”
“He still inspires you?”
broccoli

broccoliの感想・評価

3.8
ジャズを愛する者にとっては何とも心に響く映画。最近ジャズの魅力にどっぷりハマっている。
あまたのジャズマンが、その名演奏と引きかえに、酒や薬に溺れ悲劇的な末路をだどった事実。それを本物のジャズマンであるデクスター・ゴードンが演じる事の重み。その演技や脚本がどうとか、そんなことは些細なことに思える。ある一人のジャズマンが生きた証のしるし。そんなものが刻まれた貴重な一本だと思う。もちろん演奏シーンも素晴らしいのだ。
個人的にジャズを受け付けないので悲しいかな面白さが全くわからなかった...最初から最後まで...(;_;)世界観はジャズの世界に準じているのでしょうけど、それが苦手なら楽しめる訳が無いですよね、ジャズが好きな方用かな?
ジャズ好きにはたまらない一作。
天才ジャズ奏者を支えるフランス人デザイナーが甲斐甲斐しい。
落ちぶれても能力ある人は尊敬される。
酒を飲んだくれていても、やっぱりかっこいいし。
ちょっとサックスも吹きたくなっちゃいました。
そう簡単に吹けるわけではないけれど。
50年代のパリを舞台に伝説的ジャズサックス奏者のデイルと、古くからの彼のファンであるフランシスとの友情の物語。
デイルは演奏の方は健在であるものの酒に溺れた生活をしており、いつ死ぬやもしれない展開にヒヤヒヤ。そんなデイルを見かねたフランシスが借金をしてまでデイルを立ち直らせようとする。そんな話。

50年代のパリの街並み。タバコの煙が揺らめくジャズクラブの店内。演奏に聴き入る客。演奏をBGMに会話する客。毎夜毎夜楽しそうにセッションするミュージシャン。
その雰囲気を、目と耳で感じるのがこの映画最大の楽しみ方。
そして「生きることに疲れた」と言いながらも音楽への探求を止めないデイルの生き様に胸が熱くなった。

映画を観終えた後、劇中で発表されるデイルが娘のチャンにあてた曲『Chan's Song』が数年前に亡くなったマイケル・ブレッカーのアルバムに入ってたのを思い出して引っ張り出し「そういう曲だったのか」と感慨深く聴き直した。

あと、別れた奥さんがフランシスに言う「まだ彼(デイル)があなたの生き甲斐なの?」と聞くシーンは虚しい気持ちでいっぱいになった。

2015/02/15 BS REC
tjZero

tjZeroの感想・評価

4.0
主役を演ずるのは本物のジャズマン、デクスター・ゴードン。
枯れて味のあるサックスの音色に、すっかり酔わされてしまう。
酒やクスリの助けを借りながらも、己のアーティスト魂を燃やしつくそうとする彼。
そんな老ジャズマンを見守る、若きフランス人ジャーナリストとの厚き友情も、いい”おつまみ”になる。
はるな

はるなの感想・評価

3.5
酒に溺れたジャッズサックスのアメリカ人プレイヤーと、その彼の音楽に大きな影響を受けたフランス人との友情を描いた作品。

客のチップをくすねては酒代に充て、酔いつぶれては警察のお世話になるデクスターを音楽の道に引き戻そうとする内容ですが、特に物語性が高い内容ではありません。
しかし、淡々とした会話と対照的な展開の切り替え、パリのオシャレな風景と対照的な夜のバー。
この観せ方だけでも充分魅力的な作品ですが、そこにハービー・ハンコックの音楽が加わると抜群の輝きを放ちます。
ゆったりとジャズを聴きながら、絵画の様な画を観ながら、静かに感動出来る作品です。