りょうすけ

ボウリング・フォー・コロンバインのりょうすけのレビュー・感想・評価

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1999年4月20日にコロラド州コロンバインで発生した銃乱射事件を中心にアメリカにおける銃問題について全米ライフル協会の永久会員であるM・ムーアが迫ったドキュメンタリー作品。

冒頭、M・ムーアは銀行口座を開設する。その得点はお金やポイントではなく本物の銃。必要事項を書き込むとムーアは銃を背負って銀行から出てくる。

今もなおアメリカで起きている銃乱射事件。日本人からすると実銃を持つこと自体想像できないことであるが、アメリカでは多くの家庭が銃を持っている。

それに伴い事件も多く、作中では6歳の子供が同級生を射殺してしまった事件にも触れている。

作中で非常に興味深かったのはカナダとアメリカの比較。多くの家庭で銃を保有しているカナダにおいて銃による殺傷事件はほぼ無に等しいと言う。この違いはなんなのだろうか。

作中で俳優のC・ヘンストンはアメリカが人種のるつぼである故と答えているが、本当にそうなのだろうか。非常に考えさせられる映画であった。
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