デロング

ボウリング・フォー・コロンバインのデロングのレビュー・感想・評価

3.6
1999年4月、アメリカ・コロラド州の小さな町リトルトンにあるコロンバイン高校で起きた銃乱射事件。この学校に通う2人の少年が12人の生徒と1人の教師を射殺し自分たちも自殺。

この事件、そして、どうしてアメリカでは銃犯罪が多発するのかを追ったドキュメンタリー映画。マイケル・ムーア監督らしく、図々しいくらいのアポなし取材を敢行していきます。

リトルトンに住む人々、そして実際に被害にあった生徒へのインタビューは観ていて心が痛くなります。

銃問題に対しても、アメリカという国と銃の歴史をアニメを交えながら説明していくので凄く解りやすく作られています。

こういう事件が起きない様に銃規制を訴える人達よりも、自分の身、家族は自分で守る銃所持を主張する人たちの方が断然多いのが今のアメリカであって、この問題は永遠のテーマかもしれないですね。

容疑者が聴いてた事もあったのかマリリン・マンソンへのインタビューもありました。こういう事件が起こると悪魔扱いされるミュージシャンが度々出てきますけど、メディアによる単なる当てつけにしかオイラも思わないですし、この事件に対してのマンソンの意見は素晴らしいものがありましたよ。

2時間たっぷり真剣に見入っちゃいました。

【お気に入り曲】
・The Fight Song / Marilyn Manson
デロング

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