挑戦し続けるヒッチコック♪
ゴージャスな「知りすぎていた男」の直後に、敢えてのモノクロ。
実話に基づくストーリィ。
映画本編への監督のカメオ出演なし。
それどころかコミカルな要素、 一切なし。
スター性を廃したヘンリー・フォンダとヴェラ・マイルズの迫真の演技。
そして全編に漂う苦い無常観…
コレほんまにヒッチコックの映画なん?
と、 なんとも言えない居心地の悪さを感じているところへドドーンと刻まれるヒッチコック印に、 思わず鳥肌がたつ"あの瞬間"が好きです♪
詳しくは、 映画本編でお確かめくださいませ。
("⌒∇⌒"))
さて、 ここからは全くの蛇足でございます。
それにしても「冤罪」ってやつは恐ろしいですね。
ある日突然、 問答無用に拘束され、 事態がよく飲み込めないうちに"あらゆるもの"が剥奪されていく。
やがて疑いが晴れ無罪放免となったところで、 いちど奪われたものは完全には取り戻せない…
5歳の頃、 通っていた幼稚園で「身に覚えのない疑いをかけられて物置に閉じ込められる」というトラウマ体験を持つ私にとって、 この映画は他人事とは思えないのです。 (笑)
泣けど叫べど、 人間の思い込みというものは、 なかなか覆すことができません。
精いっぱいの抵抗も虚しく、 勢いよく閉じられる扉。
そして目の前に拡がる薄暗闇…
これってひょっとして児童虐待ちゃうの?
ま、 犯人と間違われて極刑に処されても文句が言えないぐらい「前科」のある悪ガキでしたけどね。 (笑)
(*≧∀≦)) クロスフェード、 スゲー! 2018ー32