このレビューはネタバレを含みます
突然愛する人に自死されたら、残された家族はずっと何が悪かったのだろうと自分達を責め続ける。亡くした者とあらゆる面がそっくりで、本人達だけのプライベートな会話の詳細までインプットされた人物を提供するサービスを使い、その相手と向き合うことで、罪悪感を解消し最期をやり直す機会を得た家族の話。
15分にもならない短編なのに、年齢と共に蓄積された想像力のせいか、すっかり没入してしまい、落涙。観終わってから、ファンタジーとは理解しつつも、潜在的なニーズは大きいだろうし、例えば動画だけならAIを使って今すぐにでも出来そうなサービスではないか、と合理的に考えてしまった自分が嫌い。