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異邦人のNのレビュー・感想・評価

異邦人(1967年製作の映画)
3.3
2017.1.8(Sun)
ヴィスコンティ見たくて見た。
今まで見たヴィスコンティの作品は耽美とか退廃とかってイメージが強かったけど、今作はあんまりそういう印象がなくて、ヴィスコンティ感がそんなに感じられなかった。ロングショットからグーンってアップになるカメラワークくらい。あと汗。中盤お店で食事していた女の人はなんだったんだろうと思った。最後の死刑を待ってるシーンがうまく咀嚼できなかったから十分に作品を理解できてるわけじゃないんだろうけど、法廷での不条理感は辛かった。でも同じ証言に対しても見方によって違う言い方ができるっていうのは、つまりはどっちでもないんじゃないのかと思った。無神論が否定されてるけど自分にとってはそっちが普通だから神父さん?とのやり取りは余計にうまく俯瞰的な見方ができなかった。
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