ポスターから溢れ出るマイケル・ベイ感と男臭さ。90年代アクション映画はやはり素晴らしい！
盗んだ毒ガスで武装し、観光客を人質にしてザ・ロックと言われるアルカトラズ島を占拠した元海兵隊の英雄ハメル准将。なす術もないアメリカは市民の命運を化学者グッドスピードとある男に託す…。
出演者が豪華なアクション映画と思って観たけどアクションだけでなくドラマ面も中々上質で予想外の傑作。メイソン、グッドスピード、ハメル准将それぞれに背景があってそのおかげでかなり観やすい。特にエド・ハリス演じるハメル准将がかっこいい人でただの悪人という感じじゃないのが良かった。ショーン・コネリーの実は熱血漢でワイルドなメイソンにも惚れないわけがない。
そして逃亡劇やカーチェイス、要塞での銃撃戦もマイケル・ベイ作品だから只者ではない(笑)。前半のホテルからとにかく物を壊すし爆発するし派手すぎるくらいだけど本作にはそれくらいが丁度合ってる。私の好きな『バッドボーイズ2』とも共通してるところかなと。
曲もハンス・ジマー氏でこの人が楽曲を手掛けたらまぁ平凡に終わるわけないですよね。この作品の熱気に重厚感まで加わったらもう溜まったもんじゃない。最高かよ。
いつかアルカトラズ島を観光してみたいものです。
