ドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』の日本版リメイク。
元の映画は結構好きな映画なので、ある意味期待しないで行ったら結構楽しめた。
オリジナルは野郎二人の逃避行であったのに対して、こちらは長瀬君と福田麻由子の逃避行。
話の大筋は同じなのに、これだけでかなり違った映画に見える。
アプローチとしては決して悪くはない。
長瀬君は男の私の目から見ても普通にカッコいいが、この映画の長瀬君は妙に板にはまってた気がする。
そして冷静に考えると気持ち悪いくらい演技達者な福田麻由子ももはや文句のつけどころ無し。
でも実は一番いい味出してたのは二人を追う刑事役の三浦友和。
「３万ちょっとの小金を盗むなんて、緊張感の足りない奴だな」とか言いながら、実は一番緊張感なさそうなキャラがいい。
まぁ別に映画館で見なくてもいいかなぁ…って映画ではあるが、そこそこは楽しめる映画だと思う。
オリジナルを知っているとどうしてもあれこれ比較してしまいがちだが、知らないなら知らないで楽しめるし、なんなら今作品を観た後で比較してもらうのもいいかもしれない。
