映画は詩だ。
4Kレストア版リバイバル上映にて。
1978年 アメリカ 94分
土曜 16:05〜 観客17人
この映画は詩だ。
だが映画だ。
言葉が発達し、詩まで昇華したのは女性を口説くためだ。
では映画が発達したのは?
莫大な金を生むからだ。
だが本作から金を生もうとした意志は見えない。
詩だからだ。
だが映画なのだ。
この絵で伝えたい、3人が辿った数奇な旅の顛末を。モリコーネの力も借りて。
これ本当に4Kレストアか?というぐらいに、ほとんど本来の映像の美しさだったから嬉しかった。マリック先生の映像美は永遠だ。
ここでテレンス・マリック先生の作品を製作年度で振り返る。
1973 地獄の逃避行
1978 天国の日々
1998 シン・レッド・ライン
2005 ニュー・ワールド
2011 ツリー・オブ・ライフ
2012 トゥ・ザ・ワンダー
2015 聖杯たちの騎士
2016 ボヤージュ・オブ・タイム
2017 ソング・トゥ・ソング
2019 名もなき生涯
現在81才。もう一本撮ってほしい。
大丈夫だ、『天国の日々』から『シン・レッド・ライン』まで20年のブランクがあったのだからぜんぜん待てる。