このレビューはネタバレを含みます
人魚のお姫様・チャオに好かれた心優しい造船エンジニア・ステファン。対立する人間と人魚のそれぞれの都合によりステファンは振り回されることになる。
チャオが押しかけた最初の方で「多分ステファンは過去なんかの縁でチャオと会ったことがあるんだろうな…」と思ってたらそういう話でした。
チャオに押しかけられ好かれてもなんでか分からないから戸惑い、周囲の期待を背負わされるステファンは気の毒でした。幼いころ親が早逝し心配さのは分かるけど、親友のロベルタさえステファンの気持ちを慮ることはなく(ように見える)うう、しんどい。
チャオの歌は美しく、とても綺麗だけどステファンは容姿でも歌でもチャオを好きにならない。
この映画、私はうっすらほとんどのキャラクターが苦手なのかもしれない。
社長は悪役だからそういう役割として見られるけど、最初にステファンに取材にきたジュノーはひとの家(船だけど)で砂糖とコーヒーどばどばぶちまけて気づかないし片付けない。
チャオも一生懸命が空回りし大失敗するけど被害の規模がでかすぎるし。
ステファンも我慢した挙げ句キレちゃうし。
チャオの父親は娘のことしか考えてないし社長はステファンを利用することしか考えないし。
親友は理由なくチャオとくっつけみたいなこと言うし。
この人たちは悪いひとではなく善意なんだろうけど…うっすら…みんな苦手…
最後、過去の事を思い出しチャオをむかえにいくステファンを皆が応援するけど、応援する理由も分からない。なぜ社長もステファンを(真心で)応援しているの?周辺のキャラクターの心の変化が分からないので戸惑います。あとそこら辺歩いてるモブ人間たちの悪夢のようなデザイン、この世界で姫が魚だろうが人型人魚だろうがそんなことはどうでもいいだろと思ってしまいました。
かわいい魚も綺麗な人魚もいいデザインですね。歌うシーンは素晴らしかったからもっとチャオを好きになりたかったよ…!!!