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爆弾のsuguruのレビュー・感想・評価

爆弾(2025年製作の映画)
3.0
こういう作品を観ると
現実に日本の治安は常に守られているんだなぁ、といつも思います。

授賞されてますし、佐藤二朗さんの迫真の演技は一定の評価に値するのでしょうけれど
、これはもはや好みの問題かもしれませんが、しっくりとは来ませんでした。どこまでいっても“佐藤二朗さんが演じている感”が滲み出ているようで、ジワると多く評論形容される得体の知れない爆弾魔の怖さが私にはとても薄かった。やっとか?と期待していたので少し残念。
むしろ”食われ”をリードしていたのは山田裕貴さんのように感じます。
登場の瞬間で印象的なキャラクターを表現しつつ、大きく変化をつけず内包するものを徐々に徐々に強く想像させて、共感すらさせる飄々とした語調と音圧、歩速や視線、指先にまで緊張させた後の弛緩。それでいて自然に魅せる“ふら”とでも云うのでしょうか。
スズキタゴサクと同様に背景の輪郭が亡羊とした登場人物にして真逆の性質を常に一手先んじてしてくれたお陰で、佐藤二朗さんの練り込んで練り込んでの創作的な演技が活きていたように感じます。

出演時間の相似かもしれないが
正名僕蔵、坂東龍太、夏川結衣、渡部篤郎、加藤雅也、寛一郎、伊藤紗莉、片岡千之介、の順に印象的で好演技。
そして別格に染谷将太さんは異彩を放っていましたが、求められる演出にハメられているようでした。その中でもこの怪物級の演技は素晴らしい。

未曾有の大規模事件に反して緊張の無さと既視感。汎用性の高い爆弾魔と捜査一課の密室ミッションのストーリーは可もなく不可もなくでしたが、
オープン・エンディングのつもりでなのしょうか?
ラストカットがちょっと不愉快に感じるくらい大変宜しくないです。

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