オーウェン

最後の忠臣蔵のオーウェンのレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
3.7
何度もやり尽くされてきた忠臣蔵のネタもいよいよ最後かと思ったが、この最後という意味は47人の刺客の最後という意味であった。

忠臣蔵自体もかなり素早く終わり、その後が中心の物語になる。
討ち入りに参戦しなかった瀬尾孫左衛門と、討ち入りで生き残った寺坂吉右衛門。
お互い秘めた理由があった。

主従関係から変わるときに、生きなければならない理由が明かされる。
忠臣蔵とは思えないくらい真摯なドラマであり、特有の殺陣など一切ない。

時代ゆえのけじめぶりに最後の行為も納得できる。
与えられた役目を果たすというのは、それ以上することがなくなるということでもある。
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