このレビューはネタバレを含みます
戦争映画でありながら、戦地の悲惨な戦闘を描くわけではなく、米軍ラジオのDJ目線でベトナム戦争時の日常を、一般人寄りな目線で描いている。
ロビン・ウィリアムスの代表作に挙げられるのが納得出来るぐらい、ロビン・ウィリアムスがDJになりきっていて、話術や声色、ユーモアや皮肉がたっぷりで、ベトナムに赴いた兵士たちに人気が出るのは当然な喋りっぷりで痛快だった。
どんな場所にでも変わったやつはいるもんで、軍の曹長と、少尉は頭でっかちのおかしなやつで、終盤にエイドリアン(ロビン・ウィリアムス)を危険地帯にわざと行かせたり冷酷非道だった💦
エイドリアンが惚れたベトナムの美女トリンの兄ツアンが、実は爆弾テロに関わるベトコンだと分かったのはショックだったが、家族や隣人をアメリカ人に殺され、アメリカは後からやって来たベトナム人の敵だと言ってはいたが、エイドリアンを助けたり、何とも複雑な思いだった。
結局、自国の紛争に他国が介入して泥沼化させたりということを、アメリカは何度も過去にやって来たことだし、正義の名の下に、武力で情勢を変えようとすることが正しいことなのかと言われるとそうは思わない。
昨今の中国や、最近のアフガニスタンなど、国際社会がどう平和的に介入するかが大事で、武力に武力で解決しようとするやり方は私は反対だ。
それにしても、フォレスト・ウィテカーが若かった笑
タイヤが付いてない自転車に乗っていたシーンが1番の笑いどころであった笑
