じっとりとした肌の湿り気と赤い靴、全編にフェテッシュな香りが立ち込める作品。少女の様なフェイスのオルガ・キュリレンコ、ポーティスヘッドのベスの音楽。久し振りに観たのに好きな要素が有り余る位に感じら…
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穏やかな狂気
狂気や支配欲が裏にある美しさが描かれているように思う
良くも悪くも靴や服のメタファーが分かりやすい。初心者にも分かりやすい。
この映画ではモブキャラの同室の男性の不器用さが俺は好きだ…
薬指の標本……まるで標本箱の中身のような空気が漂う。湿っぽくて、仄かな死の予感と、白い官能的な雰囲気。如何にもおフランスって感じ…トレボン‼︎
足を侵食する赤い靴に地下室の密会、音の標本、静かな林の…
静謐さと光の表現が美しい作品だった。
原作未読なので読んでみたい…
少し褪せた色味も素敵で、心地よい死の気配が気だるげに漂ってる。
白いワンピースとボルドーレッドのハイヒールへの憧れが募ってしまった…
死の誘惑は生の喜びと隣り合わせに。
主人公のイリスは工場で薬指の先端を失い、ふと迷い混んだ森の中で標本技術師の受け付けの職にありつく。
標本といっても依頼されるのは記憶から遠ざけたいものだけで…
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「薬指の標本」をDVDにて観ました。
ある日、主人公のイリスは働いている炭酸飲料工場の事故で薬指の先をほんの少し失ってしまう。
事故をきっかけに仕事を辞め知らない港町へ引っ越し、新たな仕事は森…
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原作が読んでみたくなった。
全体的に色彩が褪せてて、舞台は夏の熱い時期なのにひんやりした感じがとてもよかった。汗ばんでるんだけど、肌にツヤが出てて、気だるい感じがした。
思い出を標本にする、というと…