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シックス・センスのtakのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
3.6
劇場公開が終わり、ビデオがリリースされた頃。よく行くレンタル店にもブルース・ウィリスとハーレイ君が並んだ立て看板が飾られた。ヤンキーなお兄ちゃん数名がその立て看板の前で大声で会話。
🕶「知っとぉ?知っとお?こいつ実は××××んだぜ。」
👾「まっじい?それ××××いってダメじゃん(爆)」
その会話を聞いたおばさんが手にしていた「シックス・センス」を棚に戻した。
日本の映画人口からお前らを抹殺したい。
おじさんはマジだぞ。

初公開時に映画館で鑑賞済み。当時この映画が新感覚だと騒がれたのは、ホラー映画の体裁をとりながらも、本筋はヒューマンドラマということ。名子役ハーレイ・ジョエル・オスメント君のうまさもはあって、前半さんざん怖がらせてくれる。後半予想もしなかった感動作になるすごさ。こんな映画は確かにそれまでなかった。

20年数年ぶりに改めて観た。ネタバレを知ってる上で観ると、怖がらせるシーンが時々ある感動作という印象に変わる。上手く撮ってると感心。撮影はタク・フジモト氏。思えば同じ都市が舞台の「フィラデルフィア」もこの人のカメラ。ところどころ都合よすぎる展開もあるけど、全体的には納得のヒット作。

初見はうまく騙されるのが楽しい。でもその騙された快感を語りたいから、冒頭の🕶ヤンキー兄ちゃんみたいな輩が出るのだろう。うむ。黙ってやがれ。
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