まつき

シックス・センスのまつきのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
3.9
どんでん返し映画の代表的作品であり、ホラー映画と分類されながらも、登場人物が他者や死者とのかかわり合いで心が救われていくなど、ヒューマンドラマ的側面を持つ映画。

冒頭にブルースウィリスからの「この映画には秘密があります。口外しないで。」というメッセージが表示されることでも有名。

これにより「身構えたためオチが予測できてしまって残念」という感想が散見されるけど、これから観る方は「オチの正体」だけにとらわれることなく観て欲しい。オチはこの映画が持つ魅力の一部でしかない。一度観た後でも、オチによって浮き上がる、それぞれのシーンの二面性が楽しめる。

また、どんでん返し系の作品と接する時、予想が当たって「嬉しい」というポジティブな感情が抱けないのであれば、予想せず完全に受け身になることをお勧めしたい。その方が絶対に楽しいし、お金と時間をかける甲斐があるというもの。

死者が見える少年コールを演じる、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが素晴らしい。死者が見えることを誰にも話せず、1人で背負いこみ、ふさぎ込む姿。児童心理学者マルコムと接して、徐々に心を開いていく姿。成長しながら、ついに克服していく姿。この変化を、絶妙な演技で表現している。

この演技があるからこそ、ラスト近く、車での母との会話が感動的なシーンとなる。マルコム演じるブルース・ウィリスの、哀愁と優しさをまとった演技も良かった。

今度観るときは、赤色の使い方にも注目してみたい。

町山さん曰く「恐怖の足跡」という1962年の映画とアイディアが同じとのことなので、そちらも観てみたい。(Wikiにて確認)