こたつむり

シックス・センスのこたつむりのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.3
犯人はヤス、と同じくらいネタバレが出回っている作品。もしも、周囲に本作品のこともネタバレのことも知らない人がいたら、是非とも事前情報を与えずに鑑賞を奨めてあげてください。

さて。
本作が最も成功した理由は鑑賞前に期待されなかったから、でありましょう。
期待されなかった理由は、無名の監督、主演がブルース・ウィルス、ジャンル区分されるとホラーになってしまう、等々でしょうか。しかしながら、今は誰もがネタバレを知っていると思えるほど有名な作品になりましたね。
その他にもハーレイ君の起用も成功の一因でしょうね。素の顔でもちょっと困ったような顔が、父親母親の庇護欲をそそるのです!本当、お持ち帰りして可愛がりたいですね!まあ、うちにはもっと可愛い愚息が居ますので十分でありますが←バカ親。

あと、本作の二匹目のドジョウを狙った映画も色々とある、と聞いたことがありますが、本作は有名なネタバレが評価を押し上げている作品ではないですから、一発芸だけを真似ても成功するのはなかなか難しいのではないでしょうか。根底に流れるテーマが評価されてこその成功ですからね。だから、たとえネタバレを知っていても、素直に面白い、と思える作品だと思います。

そういえば、今回、この感想を書くために観直しましたが、初見のときと感動するツボが違っていたことに驚きました。良い映画は時を経てから観返すと再発見がある、と誰かが言っていました。つまりは、そういうことですね。
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