そるそる

シックス・センスのそるそるのネタバレレビュー・内容・結末

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト10分のどんでん返しに驚くというタネ明かしもあまりにも浸透しすぎて最初からなんとなくわかってたから特に衝撃もなかったけど。逆なんだよねきっと。この映画でこういう感じのネタが元になっていろんなところに広まったから私が観る前から思いつくことができたんだよね

ホラーやミステリー系だと思ってたけどこのネタ差し引いても面白かった
ひとつの物語としてしっかり作られていてコールがマルコムと出会って死者と向き合うことができ、問題を解決できるまでのプロセスが良かった

死者と向き合う=マルコムと向き合うに直結してるから映画の秘密がそのままコールの問題自身にそのまま繋がってるのが物語のつくりとして好き。マルコム自身もコールと向き合って死者が見えるというコールの話を信じるというところから、コールを理解し心を救うことができたからマルコムの救いにも繋がった

更にコールを救う(コールを理解した)ことができたからこそ、「寝ているときに会話するといい」という彼のアドバイスを聞くことができてマルコム自身の問題がひとつ解決されることに繋がることになるのが綺麗だった

マルコムとコールがお互いに向き合うことでお互いの様々なことに救われるという関係が好き。最後の”演技でもいいからまた明日と言って”っていうお別れの仕方がとっても切なくて好き、、、、マルコムとコールって私の覚えてる限り直に触れ合ったりとか、なかったと思うんだけど、、それが余計”心は確かに触れ合っていた”っていう感じ強調されて信頼し合っていくのがわかって好き!!
物語の秘密を知ってからコールがマルコムの正体を知りながら最後マルコムとああいう会話をしていたんだなって理解して観るとまたお別れのシーンの深みと切なさが増す……
二度と会えないってわかってたんだなあ…

キラの問題を解決して二人で並んでキラの妹ちゃんと公園で佇んでいるのとか良かったよね。コールとマルコムが二人で問題を解決していくのとかもっと観たかったなあ

とてもあたたかい物語だった
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