うに丼

シックス・センスのうに丼のレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.0
結末は誰にも話さないで下さい。

冒頭にブルース・ウィリスから注意書きがあるように、オチを事前に知ってしまったら面白さ半減なのだが、それを抜きにしてもこの映画は素晴らしい。

まず幽霊の出現の仕方がいちいち怖い。これはJホラーに通じるものだが、アメリカ映画ではちょっと珍しいのではないか。監督がインド出身なので、東洋的な感覚を持ち合わせているのだろうか。

また、幽霊をただの怖い存在、邪悪な存在として捉えるのではなく、理由があってそこにいる、悩める魂たちであることを指し示すことで、主人公コール少年の苦悩と存在理由(第六感というギフトを手にしてしまったことの意味)を浮かび上がらせるという脚本処理は見事としか言いようがない。

ミーシャ・バートン扮する少女の幽霊が守ろうとしたものとは…。考えただけで涙が出る。本当に怖いのは死んだ人間ではなく、生きている(邪悪な)人間の方である。

これまでの幽霊映画が『ポルターガイスト』『ゴーストバスターズ』『ゴースト ニューヨークの幻』くらいしかなかったことを考えると、このジャンルに於いて本作はエポックメイキングと言えるだろう。