梅雨も明けたので、夏を感じるシリーズ5本目。
南イタリアの田舎の風景。
どこまでも続く麦畑。
青い空とセミの声。
自転車で走り抜ける少年たち。
ノスタルジックを感じる美しい映像が、何とも言えない気持ちにしてくれる。
そして映像に負けず劣らず音楽が素晴らしく心地よい。
…が、その一方でストーリーは衝撃的。
できれば映画の内容を調べすに、今作を観ていただきたい。
なので、この先内容に触れますので、より楽しみたい方はそっと閉じて下さい🙇
ストーリーは・・・
1978年、南イタリアにある小さな村に住む少年ミケーレは、廃屋の裏に穴が開いてる事に気付き、そこで鎖に繋がれた少年フィリッポを発見する····
1978年の南イタリアの田舎の村。
情報も少ない村ゆえに、フィリッポの置かれた状況もいまいち分かっていないミケーレ。
それでもフィリッポの存在が気になり、次第に距離を縮めていく二人。
特殊な状況にありながらも、友情を深めていく二人に胸が苦しくなってくる。
そしてミケーレとフィリッポが少しづつ近づいていく過程での、穴から覗く空の美しいこと…
先に述べた美しい風景と閉鎖的な村の怖さ、そして残酷な大人たちの対比が印象的です。
ラストに向かってのミケーレの勇気…
そして衝撃的だが美しいラスト。
ミケーレの表情が全てを物語ってます。
映像、音楽、ストーリー
どれをとってもハリウッドでは、こうは作れないだろうな🤔
残酷だが美しい作品でした😊