49年間逃亡を続け末期がんになり自ら名乗り出た桐島さんが亡くなって1年経った今年、奇しくも桐島聡さんを扱った映画が2本公開された。3月に公開された足立正夫監督の『逃走』に続き2本目。
『「桐島です…
・ノンフィクションかつ被害を受けた人が大勢いる事象をコンテンツとして簡単に消費・評価するのはよくないけど、作品としての完成度は物足りない。彼の人生を通じて感じてきた葛藤や感情、事象の表現が確実にもっ…
>>続きを読む3月に観た足立正生監督作品「逃走」に続く左翼過激派組織、半日武装戦線〝さそり″のメンバーで全国指名手配犯でも知られる「桐島聡」を題材にした作品ということもあり鑑賞。
実話に基づく物語なんで「入り」と…
桐島聡は1970年代に発生した連続企業爆破事件に関与した疑いで指名手配され、半世紀の間逃げ続けた男だ。スリリングになりそうな題材だが、高橋伴明監督と脚本家の梶原阿貴はその方向に舵を切らなかった。彼…
>>続きを読む逃亡パートはほぼフィクションなのだろうけど、本当にこういうひとだったとしたら、やり切れない。若者が差別的なことを言ったときに外に出て叫ぶシーンは、そういう世界にならないために踏ん張っていた彼にとって…
>>続きを読む見てよかった。桐島聡を比較的肯定的に描いているから、そこは賛否両論あるかもしれないけれど、事件の犯人として英雄的に描いているんじゃなくて、あくまで一人の人間として、人間性を肯定的に描いてるって感じだ…
>>続きを読む新生活の長回し。コーヒーを淹れるだけなのに、落ち着いた気持ちが端々から伝わる。
彼のやったことを決して許してはいけない
けど、
「クルド人は不法移民、犯罪者なんだから底辺労働させてもらってるだけあ…
公開2日目、上映している館が少なすぎる!
新宿はほぼ満席でした。
人にフォーカスすると実際に起こした犯罪や罪を軽視しかねないけれど、
それでもなんだかジンときてしまった。
「社会性」と「くら…
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