ジャイロ

ミッドナイト・ランのジャイロのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.4
「ミッドナイト・ラン」

「ちょろい仕事」という意味のスラングなんだそうな

面白いなあ

デ・ニーロが生き生きしてるロードムービー

というかコメディ

なんとなく『大陸横断超特急』っぽい気もする

サングラス、腕時計、タバコ、マッチと小道具の使い方がいいね

娘とのシーンは不覚にも泣いた

でも湿っぽいのはそこだけで、あとは天丼てんこ盛りのコメディだった。かなり笑える。なかなかにスリルもある。なんと言ってもラストがいいね。これ、シナリオがいいんですね。文句無しに面白いです。


この映画、どこかで観たことある俳優だらけ

デ・ニーロのライバル役はジョン・アシュトン『ビバリーヒルズ・コップ』の人だ。

笑えるFBI、アロンゾ・モーズリ役はヤフェット・コットー。私の中では『エイリアン』の印象が強い。

元警察官という異例の俳優デニス・ファリーナは『スナッチ』もそうだけど、とにかくマフィアが板についてるなあ。

デ・ニーロの相方はチャールズ・グローディン。『ローズマリーの赤ちゃん』にも出てましたね。

この相方役、最初ロビン・ウィリアムズを起用する話もあったけど、そうはならなかったんだそうな。そりゃそうだ。デ・ニーロとロビン・ウィリアムズのコンビは濃すぎるからな。この相方役のオーディションには、ブルース・ウィリスも出てたらしい(落ちた)。そっちはちょっとだけ観たかった。

吹き替え映画の傑作と名高いテレビ朝日版もいつか観てみたいもんです。