トカゲロウ

ミッドナイト・ランのトカゲロウのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.2
あれ?思ってたより、レビュー数が少ない。名作と言われている作品だと思っていたのですが(*_*;
パッケージだけ見ると、ド派手な銃撃戦や迫力ある爆発をイメージしてしまいますが、それは申し訳程度です(笑)
80年代の作品ですから!
ジャンルはアクション?ロードムービー?逃避行?ハートフルコメディ?
まぁ、ジャンルなんてどうでもいいですね、面白い映画ってだけです。

映画というものは圧倒的な熱量、もしくは巧みな脚本があれば数十年後も「名作」「傑作」「良作」「佳作」として愛され続けると個人的に考えております。
映像美などはいずれ時代の波に飲まれてしまいますから。
今作は巧みな脚本に分類されます。
そんな映画はキザなスタイリッシュであったりもするんですが、この映画の会話はハリウッド的なユーモアがちりばめられており笑わせてくれます。
アクションも泥臭く、ヘリを一機墜落させたら「やった!俺はやったぞォ!」と喜ぶハリウッドでは珍しい人たちです。

主役のデ・ニーロが、ギャングやFBI、さらには商売仲間からも追われる渦中の男を捕らえて目的地まで運ぼうとする粗筋ですが、しつこいほど登場人物が交差します。
シーンの一つ一つに伏線があり、なかなか芸が細かいです。

難点を挙げるなら、追う側全員集合という山場がありすぎて逆にラストは呆気なく感じてしまうところでしょうか?贅沢な悩みですが(笑)

オススメシーンはやはりラストシーン。
デ・ニーロが少し笑うんですよね。
相変わらずこの人は、夜の町に溶け込むのが似合う男ですよ。