りさ

ミッドナイト・ランのりさのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.0
昔に観てますが、ふと思い立って見直し。
いやー、デニーロ若い〜〜!(最近観たのがマイインターンだったので)

今の映画ではあり得ないようなスピード感のなさも緩さも、逆にこの現代では魅力に感じます。(携帯ないから連絡は公衆電話だし、大事なデータ入ってるのがフロッピーディスクという古さ……)
マフィアの買収を拒否したせいで警察を追われる羽目になり賞金稼ぎになったジャックと、知らないうちにマフィアの会計士になってたことを知って裏金を横領し、なぜか全額を慈善団体に寄付してしまった変人のジョナサンとの珍道中。
飛行機苦手、と騒いで列車移動になったのにセスナで逃亡しようとするジョナサンをジャックが止めるところも緩くて笑っちゃうし、二人で捜査官の振りをして移動資金を調達するところもいいし、その直後の貨物列車に乗り込む時の「来世であおう!」とか、ゲラゲラ笑ってしまう。

FBIの人もいい味出してるし、同業者のオッサンもマフィアの部下たちもどこか憎めない。
ドタバタと走り回りながら辿り着いたラストの空港のシーンは、やはりじんわりとした気持ちになります。

最高のバディもの、ロードムービーものの内の一つだと思います。
りさ

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