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ナイトホークスのkirioのレビュー・感想・評価

ナイトホークス(1981年製作の映画)
3.9
ポリスアクション、対テロリスト・アクション
「ダイハード」につながるちょっとした王道ではないだろうか
ロン毛・あごヒゲの若かりしスタローンが最高にカッコいい
なんと音楽はプログレミュージシャンのキース・エマーンだ

STORY
 国際的な爆破テロリストのウルフガーが、ニューヨークへ潜伏
市警の麻薬捜査官ディークとその相棒は、もと海兵隊の特殊班という経歴を買われ、インターポールの対テロチームに派遣される
 一度はウルフガーを追い詰めるディークだったが、軍隊時代のトラウマが起因となりチャンスを逃してしまう
相棒を負傷させ、チームにも危機が迫る中、ウルフガーがロープウェイをジャック
そして、名指しでディークとの対決を希望した…


対テロリストのアクションものであるが、ヒーロー・ヒールの対決がドラマのたて筋になっている
トラウマに悩めるNY市警のスタローン
エキセントリックでカリスマ的なテロリストのルトガー・ハウワー
2人の"戦士"の(強引な)対比がドラマを熱くする

また簡潔すぎる伏線回収も本作の魅力だ
スタローンの女装に始まり
トラウマから発砲を躊躇するスタローン
ナイトクラブで敵との対面
ウルフガーの常軌を逸したテロ犯罪など
王道のパターンが形になっていった様子が窺える

キャストはランボー・ロイバッディ・ランド将軍・バイオミックジェミーと特撮アクション系ぞろい
簡潔すぎるラストも当時の映画らしい

スタローンのアクション映画としては物足りないかもしれないが、クライムアクションとして見ればそこそこの出来
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