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エルム街の悪夢/ザ・ファイナルナイトメアのRのレビュー・感想・評価

4.0
このシリーズ結構どこまでも面白いねー! 本作はなぜかレンタルしてる間に2回見てしまいました。途中で主人公たちが、まるでツインピークスの中にいるみたいね、って言うんやけど、ほんまにちょっとツインピークスっぽい! 映像も音楽も演出の雰囲気も結構似てる気がする。本作は、フレディには実は子どもがいて、まだ生きてるその子の夢の中で復活してるってことになってます。オープニングがちょっとカッコいいポップなロックチューンで、タイトルの出方も久々にいい! 最初、ジョンという男子が悪夢見まくって朦朧としてるとこを、警察に麻薬常習者と思われて、少年院に入れられるんやけど、そこの女カウンセラーがジョンと同じく、エルム街の昔のフレディの家庭風景の夢を見てるもんやから、ふたりでそこに行ってみましょうって展開に。そしたら、乗ってきたバンに、少年院の他の問題児3人もコッソリ乗って来てて、あんたらは院に帰りなさい!とカウンセラー。仕方なくバンで帰ろうとする3人が、お目目しょぼしょぼ眠くなって立ち寄った先が、何と! フレディのお宅。御愁傷様になるやならぬや。この3人の過去が1人ずついろんな形で明らかになってくの面白いし、フレディが、出自のせいで苦しまねばならなかった悲惨な過去も明らかになったりと、結構ストーリー性が高いのも良さのひとつ。で、一番のお楽しみであります、みんなの殺戮方法については、黒板きぃきぃ頭ドッカーンがいっちゃん見てるこっちもひいいいいってなったね。けど、ゲームの世界に入って穴に落っこちちゃったよね死、空から落ちたら剣山待ってたよね死などは、まぁこのシリーズならスタンダードのレベル。一応、本作が一旦の完結編ということで、最終的にはフレディの脳内に入ったりこねたりして、トドメをさすのだが、最後はおー、それでそう殺すか、と、ちょっといい殺し方でした。フレディ演じるロバートイングランドが、ある男の子を殺して魂を吸い取った(?)あと、この上なく幸せそうなカワイイ顔してたのに、ものすごくホッコリしました。さて、お次は1作目を監督したウェスクレイヴンの復帰作にして、いよいよホントの最終作! 楽しみ!
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