主人公はニコラス。彼はいわゆるボンボンだ。子供の頃は何の不自由なくニコニコと笑顔を浮かべて過ごしていた。だが彼は、ある見てはいけないものを見てしまった。
それから何年も経ち、背は大きくなりシワが増え目の周りには隈ができたニコラス。いい歳して独身の投資銀行経営者になっていた。周りとの関係は冷め切っている。
秘書「〜の予定は?」
ニコラス「キャンセル」
秘書「では、〜の予定は?」
ニコラス「キャンセル」
こんな感じだ。人と良い関係を築こうとしない嫌味ったらしい人間だった。
ある日、ニコラスは弟のコンラッドに食事に誘われる。コンラッドはそこで、とある招待状をニコラスに差し出す。
それは、CRSという会社が経営する『ゲーム』。しかも、それはただのゲームではなく、人生が一変するゲーム。嫌々ながらもそれに申し込むニコラスだったが、事前検査を経た結果、通達されたのは "不合格" 。
であるのにもかかわらず、ニコラスの身の回りに、不思議なことが起き始めた…
ネタバレにあるのでこれ以上のことは書けない。
1つ感想を言うならば、ニコラスは怒っていい。