さく

魍魎の匣のさくのレビュー・感想・評価

魍魎の匣(2007年製作の映画)
2.0
椎名桔平目当てで観たけれど、田中麗奈がかわいかったです。原作は10年以上前に読んだけれど、内容はほぼ忘れていました。

偶然、『日本のいちばん長い日』の原田眞人監督作品を連続して観る形となりましたが、どうも「現代向けデオドラント」が感じられて、全体的にトーンが軽すぎるんですよね。戦争のシーンも、グロシーンも、妙に小奇麗すぎる。大人の事情を加味するとこうなってしまうんですかね?

キャラ造形も原作あり邦画にありがちな「アニメ的なものを人間にそのまま演技させました」みたいな感じで終始しているため、せっかく色んな役者を集めたのに、どうも活かしきれていない感じがしました。

市川崑の金田一耕助も所謂アニメ的なキャラだと思いますが、あれはダサくないんですよね。違いは何なんでしょうね。
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