とーり

KIDS/キッズのとーりのレビュー・感想・評価

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)
3.5
"Life is too short." ある1日ティーンの奔放さ故の快楽的自堕落的ポートレート --- 監督ラリー・クラーク × 脚本ハーモニー・コリン、個人的にあまり好きになれない二人の才能の出世作で90年代半ばで投下された問題作。向こうの早熟なティーンの性の乱れと迫る薬物乱用にAIDSの影 in NY。蒸し暑いストリートに根差した貧困層(かは知らないけど決して富裕層ではない彼ら)の暮らし、そこで育つ等身大なティーンのリアルと若者への警鐘。愛とか恋とかそっちのけで口を開けば誰とやっただのやりたいだのセックスやら性のことばかりでドラッグも日常茶飯事。暴力と愚行、それもとびきり傍迷惑で見ていて苛立つような。マリファナを巻くシーンに喧嘩もある。無鉄砲かつ無軌道で無計画、欲望に露骨なほどに忠実。沢山の無駄話に溢れ返ったドキュメンタリーっぽい語り口で、心地よい鑑賞体験からは程遠く神経を逆撫でされるけど見る価値はあるかも。まず主人公なのかなテリーが最低で共通性も同情の余地も従来の主人公像からするとまるで無い。クロエ・セヴィニーが『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグのように異彩を放っているからその後の活躍も頷ける。ロザリオ・ドーソンも良い。ずっと気になっていたけどやっと見られた!

君が好きだ、君を喜ばせたい、オレを信じろ、優しくする大切にする→信じるな!「笑った顔はプロムクイーンのように美しい」その美しいアゴの線がね「死にたくない」マジかよ