初スコリモフスキ。
これは映画だからどうこう、という部分からはかけ離れた魅力に満ち満ちていてたまらないものがある。
若さとか青さとか男目線女目線なる、どうしようもなく共有できない視点が混在する面白さ。
他人にとっては何でもない日常を切り取り少しのスパイスを足してキャラクターが躍動することで、感情移入と言ったそういうのではなく画面を超えて自分の過去の思い出を見ているような虚構にはない手触りを感じ、映像演出で魅せる遊び心に目も心も奪われる。
どこを切り取っても叙情感溢れる微笑ましさで、無垢で不器用なアホさ加減に他人事だと突き放して笑えないリアルな感情が滲み出る。
集中して見ていてもダラダラ見ていてもどんな姿勢で見ていても心掴まれる音と画面によるパワーに魅了される独特な味わい。
兎にも角にもレオが魅力的過ぎて悶えると言うか白飯3杯一気に食らえるというか、この頃のレオは世界遺産レベルに貴重で唯一無二の存在感。最高に魅力的でメロメロです。たまらん。
