安堵霊タラコフスキー

出発の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

出発(1967年製作の映画)
4.0
車とジャン=ピエール・レオーの魅力をとにかく撮ろうとしたような映画

ポルシェのために奔走するレオーも、疾走するスポーツカーも、バックで流れるジャジーな音楽も、真っ二つになった展示の車も、ラストのメタ的演出も、実に印象的でたまらない

しかし最初は話が他愛ないためかそこまで嵌らなかったこの作品、話より表現に注目するようになった今なら結構気に入るかもと思って見直してみたら案の定で、やはり映画においてはどのような映像表現をするかが最重要なのだと再認識