スリ(掏摸)の作品情報・感想・評価

「スリ(掏摸)」に投稿された感想・評価

iceblue

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3.9
バレそうなスリのテクニックに不安と緊張が走る。練習を重ねる指さばき。ひしひしと孤独を感じる狭い部屋。
細長い指と暗い瞳の男のクローズアップに目が離せない。過剰な演出の無い、淡々と静かな語り口にひきこまれる。
     
自分の境遇に不満な人間にありがちな思考。それは頑なで、誰の助言も耳に入らない。刑事との会話が印象的。
 
それにしてもマリカ・グリーンの可憐な美しさったら!彼女の無垢な存在が唯一の光。その存在に気づくまでのまわり道の物語。
Redick4

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ブレッソン作品初鑑賞。

スリを実行するシーンでの緊張感はすごく、役者の目の動きと手元のクローズアップだけで映画におけるサスペンスを構築できることが証明されている。

ストーリーは自分の人生に実存感を得ることができない主人公がふとした瞬間にスリに手を染めたことからやがてそのスリルに病みつきになり、そこにまやかしの現実を追い求めていくという話だ。

彼がそうなってしまった背景には、貧困や社会への不満、性的欲求不満などで、「タクシードライバー」のトラヴィスの様なキャラクターに通ずる部分がある。もちろん「タクシードライバー」の脚本を書いたポールシュレイダーはブレッソンのファンであるためこの映画からインスパイアされている部分があるのだろう。
same

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4.1
スマーート。他の作品もみたい。
47X9

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3.8
スリの撮り方(特に3人の連携)が面白い。2人が結ばれるのは唐突に感じた。
ryosuke

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3.6
ショットとショット、シーンとシーンが淡々と、冷静に繋がれていくブレッソンの厳格なスタイルが味わえる。常にサクサクとした一定のテンポを維持し続けて観客の感傷が入り込む余地を残さない。
細かい所作の積み重ねで表現される共犯者達との滑らかな連携プレーが鮮やかで白眉。新聞を用いた手口はサミュエル・フラー「拾った女」でも描かれていたな。
スリのシーンだけでなく部屋に鍵をかける際の手の動きが艶かしく印象に残る。
ただ正直結構退屈してしまったのも否めない。「抵抗」は全く退屈しなかったんだけども...サスペンスフルな緊張感の差だろうか。ブレッソンの真価を理解するにはまだまだ精進が足りないようだな。
cinemaQ

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5.0
スリをするごとに世界がおかしくなっていく。ついには良心に溢れてそうな友人までおかしくなる。
そんな中でもジャンヌは聖女として佇んでいる。
サイコー。
白

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4.0
ジャンヌの聖女性の回復/発見とスリリングな掏摸の描出に感激する。
chunks

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3.0
去年(一昨年?)、大学の観賞課題で。
ILLminoru

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3.5
ブレッソンは自身の作品を"シネマトグラフ"と呼んだらしいが、僕は"映画"を凄く感じる。

誰もが指摘するだろうが、"手"のクローズアップはやはり至高。"映画"だ。
SKE

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4.2
まさに「手」、これをみる映画。
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