振込番長USA

THE 有頂天ホテルの振込番長USAのレビュー・感想・評価

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)
3.8
三谷作品は主にラヂオの時間の大ファンで
有頂天ホテルは公開当時めちゃくちゃ楽しみだったのを覚えている。
過去作の出演者も今となっては十分豪華だが
キャスティングの派手さは今作あたりから異常なレベルだ。
三谷作品常連を含む主演級の役者をいたるところに配置している。
今作はホテルの慌ただしい大晦日を描いており、
大勢のホテルスタッフ、宿泊客を考えると
この大規模なキャスティングは成功と考えられる。
むしろ5、6人の主要キャストでこの設定をまわすことの方が無理がある。

特に主演の役所広司がよく、彼の二面性が出るところはとても面白い。
佐藤浩市は若い頃は良いが最近は好きではない。
ただ今作での汚職政治家がよく似合う。
出演者を認識できない、覚えられない人は苦労するだろう。

最近二回目を見たが、わざとらしいところ、ツッコミどころは
家族で楽しめる敷居の低さと見るとあまり気にならない。
少しいやらしい言葉も出てくるが、子供たちと見ても大丈夫だった。
舞台をそのまま映画にしたような良い映画でした。
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