大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」。多くのゲストが宿泊、利用するこのホテルでは、威信をかけた年越しパーティーの準備が着々と進められていた。副支配人の進藤はパーティーの責任者として粛々と業務にあたるのだが、そこへ様々なトラブルが舞い込んでくる。
大晦日という事で。
ホテルを舞台にした群像劇。師走の忙しい雰囲気をギュッと濃縮したようなお話。登場人物たちが常にせわしく動き回り、エンディングに向けて走り出す。
キャストが豪華。主役級の俳優が何人もちょっとした役で登場する。これは三谷映画と年末の笑ってはいけないシリーズのお約束。「あの名俳優がこんな役で…」というギャップが笑いにつながると考えるのは皆同じのご様子。
ストーリーはというと、ホテルの各部屋で問題が頻発し、主人公がそれを収めようと奮闘する…みたいな話なんだけど、そんなに大きな笑いもなく…。それぞれの話にもう少し大きな笑い、感動を生むようなインパクトがあると良かったかも。爆発力がないとどうしようもない。正月のお笑い番組見てるのと変わらんからね。
テンポと各セリフは面白い。特にセリフに関しては「こんなフレーズ一生に一度言うか言わないかだろうな」と思わせるものが沢山あってそれは良かった。
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今年一年お世話になりました。
来年が皆様にとって良きものになるよう、心よりお祈り申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。