このレビューはネタバレを含みます
元気になれる映画です！
テーマは、「やりたいことをやろう。人の目は気にするな。」です。最近では流行りの自己啓発っぽく、一周回って陳腐にさえ見えてしまうテーマですが、テーマ自体は改めて重要であり、何より重要なことは、その描き方です。本作は、三谷幸喜監督がこのテーマを描きます。
三谷ワールド全開であり、著名な役者陣をふんだんに使い、舞台のようなカメラワークで、テンポよく進みます。ユーモアたっぷりでありながら、まさに笑いあり涙ありの演出で、最後は全て伏線を回収するという鮮やかさを見せます。
僕が好きなのは、まずは何と言っても役所広司さん。こんなホテルマンがいたら素敵ですね〜。ぜひ行ってみたいです。「おかえりなさい」と心から言ってもらえる場所なんて、素敵すぎます。単に真面目だけでなく、元奥様との兼ね合いがお茶目で好感が持てます。やはり男の子、惚れた女にはかっこよく思われたい。
次に、佐藤浩市。基本的に嫌な奴ですが、憎めない奴です。最後の役所広司さんとの会話で佐藤浩市さんが言った「帰りは遅くなるよ」、シビれました。なんてユーモアたっぷりでクールなセリフなんでしょう。こういうセンス大好きです。にしても、佐藤浩市さんはとてつもなくイケメンですね。
篠原涼子さん。めちゃくちゃ可愛いです！風俗嬢みたいな役回りですが、とても素直で、母性に溢れているんだろうなぁと思います。クネクネダンスで元気になる、っていうのが可愛いですね。
松たか子さん。美人ですね〜！無理に他人の話に合わせていく感じ、ベタといえばベタですが、三谷ワールドの中では心地良いですね。
そのほかも、みなさんイカしてました。俳優陣は本当に豪華です。よくこれだけ人を集めたなあと感心します。三谷監督の名声と人望のおかげなんでしょうね。
元気になれる映画です！
