磨

THE 有頂天ホテルの磨のレビュー・感想・評価

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)
4.5
まだ映画にハマる前に大好きだった作品、その①。2006年に公開された三谷幸喜作品。興収は60億超え。タイトルの由来ともなった「グランド・ホテル方式」(様々な人間が集まり、そこから物語が展開する方式)のコメディ映画。
キャッチコピーは『最悪の大晦日に起きた最高の奇跡 最悪の大晦日は、最高の奇跡の始まりだった。』

ワンカット・ムービーでは無いけど、作品内でリアルな時間が流れているように作られていて(冒頭の時計の針は21:50、130分後に新年に)、作品内で感じる妙な間も楽しい。必然的に長回しのカットも多く、技術的にも素晴らしい作品。三谷幸喜の全てが詰まった作品で、やはり今観ても面白かった。何回も観てるけど同じところで笑ってる気がします(笑)
三谷作品らしく終始ドタバタ喜劇。監督によると、23人主役がいるように作った(と、コメンタリーで言っていた気がする)そうで、その分全体的にゴチャゴチャに感じてしまうのか評価が並程度に落ち着いています。個人的には大好きだけど、これは「記憶にございません!」に通じるものがありますね。

キャストは豪華絢爛。主役級の役所広司と香取慎吾、そして松たか子と篠原涼子が一緒に出る作品は二度と無さそうな気がするし、篠原涼子はコールガール役、今思うと凄い‥。


残念なのはスペシャル・エディションのDVD持ってたのに無くなってしまった事‥。
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