hideharu

フィアー・ドット・コムのhideharuのレビュー・感想・評価

フィアー・ドット・コム(2002年製作の映画)
2.7
2022.03.26レンタルDVDで再見
初見はDVDを購入して。

ウィリアムマローンと言えば「バイオスケアード」や「クリーチャー」などのB級SFホラーのイメージがあったけど「TATARI」で急にメジャースタジオのホラーリメイクに抜擢されて、それがそこそこヒットしたから本作も監督したと思うんだけど。自分はてっきりワーナーの映画かと思ってたら製作は独立系なんだね。
その割には大スターは出演していないけどスティーブンドーフ、ナターシャマッケルホーン、スティーブンレイ、ジェフリーコムズとあとゲスト出演でウドキアや懐かしのマイケルサラザンまで出ていて大作の風格だけはある。

そして多分本作がアメリカ映画で初めて日本の「リング」の影響をモロに受けたホラー映画では無いかと思います。
もち「リング」だけじゃなくてバーヴァの「呪いの館」かフェリーニの「悪魔に首をかけるな」にも大きく影響を受けてけど。
殺人実況サイトを見ると48時間後に死ぬという設定はパクりに近い設定だと思う。
これも「呪い」によるもと一応言えるかな。でも本当の目的は謎を解いて犯人に復讐する事をサイトを見た人に託している割には、それって人にお願いする態度と違うんじゃ無い?って感じ。笑

気味の悪い幻覚や02年のまだ一般にインターネットが普及してきた頃のPC画面越しの残酷描写は血まみれとは言い難いけどそれなりにグロい。やはりその辺はアメリカ映画らしくて派手で分かりやすいです。

20年前の映画ですでに忘れ去れているにしてもレビュー数が120にも満たないのはとても残念ですよね。同じマローンの監督作「TATARI」は1000を超えているのに。
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