あしたか

マネーボールのあしたかのレビュー・感想・評価

マネーボール(2011年製作の映画)
3.6
[あらすじ]
元野球選手が貧乏球団のゼネラルマネージャーに。アスレチックスを勝てる球団にするため、データをもとに独自理論を展開。低予算で必要な選手を見定めていくが…(Netflixより抜粋)

[見所]
●ブラピ
⇒ブラピがはちゃめちゃにセクシー。プロ野球選手だった昔のことを思い返している時の哀愁漂う表情も印象的。自らの野球人生について後悔を抱えるマネージャーという人物を上手に演じていたと思う。

●ストーリー
⇒貧乏な弱小球団を低予算で勝てるチームに仕立て上げるという少年漫画的な物語に興奮。そんなこと出来るわけない!が実現に向かっていく過程にはワクワクする

●狡猾なマネーボール戦略
⇒主人公ビリーは優秀な相棒ピーターと共に、乱暴とも言えるやり方でフロント陣の反発をも押しのけ改革を進めていく。出塁率にこだわる野球理論は話を聞くだけで面白いし、GM自ら選手に指導をするシーンも興味深い。編成のためトレード交渉をするシーン等もエキサイティングだ。

[残念だった点]
▲野球シーンが質・量ともに控えめ
⇒経営側の視点から描いた映画であることから仕方ないのかもしれないが、試合シーンがほとんどない上に、数少ないそれも盛り上がりに欠ける控えめ仕様。どうせならアスレチックスが勝ち上がっていく過程も試合で少しは見たかった。

▲スコット・ハッテバーグの掘り下げがイマイチ
⇒大事なところで活躍する選手なのに描写があまりなかったので拍子抜けしてしまった。


気になる点はあれど、弱小チームが強くなっていくというストーリーは心躍るものがあった。
ブラピも魅力的に映る作品だった。
あしたか

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